アーユルヴェーダでは、体質と同じように心にも性質があります。 ・サットヴァ…純質 ・ラジャス…激質 ・タマス…惰質 この3つをトリグナといいます。 (トリは3、グナは質という意味があります) ⚪︎サットヴァの性質は、純粋性・調和を意味し、心が穏やかで何にも乱されないクリアな状態です。 心が安定しているので、物事を広い視野で公平に見ることができたり、正しい判断を下せたり、常に向上心や目標を持ち努力する事ができます。 食事は刺激のないナチュラルな食べ物を好みます。 ⚪︎ラジャスの性質は、激動・動性を意味し情熱的で活動的ですが、バランスが崩れると怒りに満ち心が荒れた状態になります。 感情で左右されたり、疲れているのにそれを認められず動き続けエネルギーを過度に消耗します。 誰かと自分を比べたり、妬みや恨みの感情を抱きやすいのも、ラジャスの性質の特徴です。 食事は刺激の強いものやアルコールを好みます。 ⚪︎タマスの性質は、怠性・無知を意味し、不活発な状態でエネルギーが常に不足し眠気や怠さを感じています。 短気で執着心が強くなったり、過去を引きずったり根に持ったりしやすくなります。何に対してもやる気がでず、心が沈んで動かない状態です。 食事は、加工食品や栄養価の低いもの(ジャンクフードなど)を好みます。 3つの性質の中で、理想はサットヴァな状態です。 常にクリアな状態は難しいかもしれませんが、できる限り近づけるようにまずはご自身の心の状態を観察してみてください。 そして、ポジティブな影響を与えてくれる人と付き合い、ご縁を大切にする事も大切です。 これからの季節の変わり目は、 気温の変化の影響もあり、 心が揺れやすくなります。 ご自身の状態を理解し、休息や癒しの時間もぜひとられてくださいね(^^)